赤ちゃんとの別れ~死産、流産のお見送り~
赤ちゃんをお空に送り出すこと、こんなに辛く悲しいことはないですよね。
死産、流産を経験したとき、突然の深い悲しみの中で途方に暮れ、不安定な気持ちを抱え、ゆっくりと考える余裕もないかもしれません。
そして幸せな雰囲気に包まれた産院で、お見送りの準備について先生や看護師に尋ねるのをためらってしまうこともあると思います。
これから赤ちゃんのお見送りをしなければならないママ・パパが、後悔のない時間を過ごせるよう、「赤ちゃんのお見送りまでにできること」をまとめてみました。
赤ちゃんと一緒に、火葬までの間にたくさんの思い出が作れることを知っていただきたいです。
そしてママとパパ、赤ちゃんに合ったそれぞれのお見送りの仕方を見つけていただけると嬉しいです。
■赤ちゃんとの別れ~おみおくり想い出の残し方一覧
*手形・足型をとる
産院に取ってもらうよう依頼したり、スタンプ台などでご自身で取ることもできます。
*沐浴をする
赤ちゃんが小さすぎる場合、むくみがある場合、皮膚が薄い場合、出来ないこともあります。
その場合は体を拭いてあげてはいかがでしょうか。
赤ちゃんもきっと気持ちよく感じてくれると思います。
*抱っこをする
こちらも赤ちゃんの状態によっては難しい場合があります。そばで子守歌を歌ったり、話しかけたりするのはどうでしょう。 |
|
*お洋服・帽子・おくるみを着せてあげる
小さなお洋服は天使ママ・天使パパからの寄付を産院でいただける場合があります。
オムツをつけてあげることもできるかもしれません。
*出来る限り家族で一緒に過ごす
家族で一緒に寝たり、普通の赤ちゃんと同じように過ごす方が多いです。
自宅で過ごす場合は出来るだけ部屋の温度は下げてください。(冬以外は冷房18℃)




*授乳
死産であっても、産後は母乳が出ます。
綿棒に含ませてお口に持っていったり、母乳が出なくても仕草だけでもしてあげるといいと思います。
*赤ちゃんに手紙を書く
赤ちゃんに伝えたいこと、ママ・パパがどんなに赤ちゃんを想っているのかをお手紙に書きます。
自分自身の気持ちの整理ができて少し落ち着くこともあるかもしれません。
心もこもったお手紙は棺に入れる方が多いです。
*写真・動画を撮る
赤ちゃんの写真を残す方と残さない方がいらっしゃいます。
どちらの判断であってもかわいい赤ちゃんのお顔や体、おめめや指先の爪まで、ママ・パパの記憶にはしっかりと残っていますよね。
家族写真や兄弟写真を撮る方もいらっしゃいます。
*母子手帳の出産記録を書いてもらう
死産であっても母子手帳の出産記録を書いてもらうことが出来ます。 赤ちゃんの身長・体重なども計測して記録してもらえます。 |
|
*鶴を折る
ママ・パパの共同作業で、たくさん鶴を折って赤ちゃんにお渡しする方もいらっしゃいます。
お空まで迷わずたどり着けるように、折った鶴を棺に入れる方が多いです。
*髪の毛や爪、へその緒を残す
赤ちゃん自身のものを残すことができ、赤ちゃんが小さくてもへその緒を残すことはできます。
産院によってはへその緒ケースがない場合もあるので、事前に確認して用意が必要です。
*棺・骨壺・骨袋を準備する
産院で用意があったり、業者を紹介される場合もありますが、インターネットなどを通じてご自身で赤ちゃんに似合うものを選んで用意することもできます。
産院の棺は紙箱などの簡易的なものが多いようです。
多くのママ・パパが骨壺のサイズで悩まれますが、赤ちゃんの体重が2500g未満の場合は2寸または2.3寸、2500g以上の場合は3寸を選ぶといいでしょう。
火葬後にお骨を骨壺に入れた後は、骨壺のお引越しは難しくなるので、しっかりと選んであげてください。


棺、骨壺、骨袋など
全部できなくても、ママ・パパ、そして赤ちゃんに合ったお見送りの仕方を見つけていただけると嬉しいです。
棺、骨壺、骨袋などはBee―Sでも取り扱っており、大切な方を思い浮かべながら、仏具などを作るお手伝いをさせていただきます。
かわいい仏具やお位牌が、そっと悲しみに寄り添えるように、少しでも笑顔でいられるように、お空に大好きが届きますように、心を込めてご用意させていただきます。
