家に仏壇と共に祀る一般的な仏具としては、「三具足」、 「五具足」があげられます。
"香炉"、"燭台"(当店では"火立")、"華瓶"(当店では"花立") の三種の供養具を一組としたものを三具足、華瓶と燭台を1つ ずつ増やしたものを五具足といい、仏前の前机上に配置されます。
三具足の並べ方は香炉を中心に置き、向かって右側に燭台、 左側に華瓶が配置するのが、平時における仏具の基本的な 組み合わせです。
五具足の並べ方は香炉を中心に置き、そのすぐ左右に燭台、 さらに外側に華瓶を置く形となります。
そもそも香、灯、華による供養はインド以来の伝統ですが、 この3つを組み合わせたのは中国にはじまるもので、日本には 鎌倉時代、禅宗と共に伝えられたようです。 現代では線香、ろうそく、生花が一般的ですね。
香は供養する人の身を清め、灯は仏の知恵を表すと言われて います。華はついてはインド以来から仏や貴人に対する一般的 なお供えものだったようです。
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