■ 自分でつくる仏具とは
ご家族が自分の手でつくる仏具となります色柄やデザインを考えるとき、大切な方との思い出や声、においなどたくさんのことを想う時間となります。その時間は悲しみと少し離れられる時間。
実際に私も自分で作るとき、ガラスの制作に没頭しながら、大切な方を想い、そして体を使ってしてあげられることがある、それが喜びとなることに気づきました。
大切な人との間で明るい思い出を思い出す時間を是非たくさんの方に知っていただきたい、思いをすべて詰め込んだ仏具づくりの窓口になれたらうれしいです
■ 経緯
私が娘と離れ離れになった時
してあげたいこと、してあげられる未来を全部失いました。
してあげたいけれど、そばにいなくなってしまった悲しみとプラスして、何もしてあげられない苦しみも積み重なって、怒りや後悔などの負の連鎖の中にいました。
その中で、唯一お花を買ったり、お菓子を供えたり、娘の遺骨と共に旅行にいったり・・・してあげられることを見つけることが唯一の慰めとなり癒しとなって行きました。
娘のためにしてあげられること、してあげたいこと、特に固定した宗教のない私ですが、実家にお仏壇があったことなどもあり、自然と娘の仏具を揃えたい、と思うようになりました。
実際に娘の葬儀の時からそのまま使っていた白い陶器は娘がなくなった事実を突き付けられているとようで悲しみを増大させるものでした。
かわいい仏具を揃えてあげることにしました。
当時、かわいい仏具が世の中にはなく・・・私が娘に買ってあげることができませんでした。
以前からガラスの仕事をしていましたので、自分で作ると決めてかわいいかわいいピンクの仏具を娘にプレゼントすることができました。
■ 何をつくるの?
自分でつくる仏具は
・ミニ骨壺
・お位牌
・盆ランプ
以上の3点のいずれかとなります。その他のアイテムはご相談ください。
制作時間:1時間半
その他ご要望がありましたら、ご相談ください。
ガラス仏具は吹き硝子という技法で作っています。
1200度に熱せられて溶けたガラスを形にしていく作業。
ひとつひとつ丁寧に作り上げるガラス仏具は、模様の入り方や形、同じものは2つとありません。
完全にその時にできたものは世界でたったひとつ。
誰にも変えられない、大切な人のため
贈りたいと思える仏具になります。
制作の風景はこちらからご覧ください。
■ 自分で作る仏具の流れ
まずは、メールや電話などでご相談ください。
色柄のご希望を伺って、工房の空き状況とで日程を決めさせていただきます。
サイズや色の入り方などサンプルがありますので、その中から選んでいただきます。
・色(赤系、ピンク系、黄色系、緑系など)
・色の入り方(2色をマーブル模様にする、1色など)
・柄の入れ方(花や星、泡、粒、ラインなど)
・サイズや形
当日、工房にいらしていただいたら、エプロンや手袋をつけて吹きガラスの器具の名前や使い方の説明をいたします。
その後、制作開始です。
■ 制作について
制作時間は1時間半ですので、初心者の方でもできるように余裕をもった時間としております。
1000度にもなる火で加工していきますので、私どもで細心の注意をしながら作業していきます。
なるべく加工はみなさんに行っていただきたいとおもいますが、難しい場合は私どもの方でお手伝いをいたしますので、ご安心ください。
でき上がってみて、イメージと違うなどある場合がございます。
熱を加えてくるガラスですので、思い通りにはなかなか行かないものです、ご了承いただきますようお願いいたします。
作業時の服装は「綿」をお勧めいたします。 化繊は熔けてしまうおそれがあり危険です。
その他、タオル、サングラス、飲みもの、動きやすい靴などをご用意ください。
貴重品の扱いは、各自責任を持ってください。
不注意による火傷・ケガなどに対しては、責任を負いかねます。
■ グリーフケア
悲嘆=グリーフ。
大切な方への思い、愛おしく思う気持ちと悲しみさみしさはずっと一生抱えていく感情となります。
かわいい仏具を通して、してあげられることを積み重ねて、少しでも、一瞬でも笑顔の時間、空間をお届けできるように
みなさんが手を加えることで、きっと空の上の大切な方ももっと笑顔になってもらえると思っております。
大切な人が笑顔でいてくれていたら、それが願いです。
かわいい仏具はこちらからご覧ください。
■ 料金
制作費48800円~
(工房までの交通費などその他別途)制作時間:1時間半デザインによって、または、お作りする物によって料金が変わります。まずは、ご相談ください。オーダー仏具はこちらから