大切な方の唯一のもの。
それはお骨。（髪の毛をとっておいている方もいらっしゃいます）。

お骨をご自宅で供養することが手元供養といいます。

・大切な方と今までと同じく一緒にいたいというお気持ち。
・お墓が遠方でなかなか行けない。
・お墓がない。
・お位牌などは別の場所にあるので自分の供養スペースが欲しい。
など理由は様々です。

手元供養は大きく分けて2つ。
お骨を全部ご自宅で供養する。
お骨を一部分骨して供養する。

お墓を持っていて、大切な人をお墓に納めるかたもたくさんいらっしゃいます。
近年選択肢として、永代供養、海洋散骨や樹木葬、宇宙葬など多種多様な納骨方法が選択できる世の中になりました。

その中で、私たちの供養方法も多種多様になりました。
大切な人を思う気持ちを大事に、残された方がしてあげたいと思う方法。
全部納骨せずに、一部を持ち帰って供養する方が増えているのですね。

手元供養は
・お骨を骨壺に入れて供養する方法。
・お骨をペンダントに入れたり、お骨を宝石に加工して持ち歩けるようにする方法。
と2つ方法があります。

自宅に一緒にいられることで、以前と同じように話しかけたり、食事をとりわけて供えたりして、大切な人の空間が悲しい気持ちを癒す場になっています。

持ち運べる手元供養はいつも一緒にいられるので、一緒にかいものや旅行にも連れていけるなど、大切な人が近くにいることで安心したり、してあげられなかったことをしてあげられる、悲しい気持ちを落ち着かせることができます。

特に必要な手続きはありませんが、お墓に入れる際に分骨証明書が必要になってきます。

お骨を分骨するときに、分骨すると成仏できない・・・と思う方も少なからずいらっしゃるとおもいます。

関西では分骨は文化となっておりますし、分骨は大切な人を思う気持ちの表れですので、その気持ちを大事にしてもらいたいとおもいます。

ブッタは入滅された後、ブッタのお骨を求めて争いが起こりそうになりました。
それを止めるために10か所に分骨し納められました。
ブッタも分骨しているんですね。